ごあいさつ



理事長

日立市社会福祉事業団は、昭和50年に日立市が設立した社会福祉法人で、設立からまもなく半世紀を迎えます。
設立当初は、同時期に日立市が開設した特別養護老人ホーム「萬春園」の管理運営が主な業務でしたが、現在では、「萬春園」をはじめ、老人複合施設「かねはた」や障害者支援施設「大みかけやき荘」、老人福祉センター「はまぎく荘」及びデイサービスセンターなど、8施設を日立市の指定管理者として運営しています。

これら施設の運営に当たりましては、当事業団の理念である「共に生きる」社会の実現を目指し、「日立市における社会福祉の増進」「生活の質の向上と自立に必要な援助」「豊かな人間性と情熱を持った人材の育成」「開かれた施設運営」「事業経営の透明性の確保」、以上5つの運営方針を定め、日々サービス向上に努めるとともに、各施設の適正かつ円滑な管理運営を行っています。

このような中、令和5年6月に新しい萬春園が開設いたしました。「超高齢社会に対応した質の高い介護サービスを提供できる施設」を目指し、「あんしん・ぬくもり・やすらぎ」をキーワードとして、介護ロボットなど先進設備の導入を図りながら、一層安心できる施設づくりを行ってまいりたいと考えています。

近年、地域の福祉ニーズがますます複雑化・多様化しておりますが、様々な経営改善を絶え間なく進めながら、今後とも、利用者が安心して、自分らしく、生き生きとした生活が送れるよう、ニーズに沿ったサービス提供を心掛けてまいります。

引き続き、皆様のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。


社会福祉法人 日立市社会福祉事業団

理事長 小川 春樹

概要

設立目的

この社会福祉法人は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的としています。

理念

私たちは、すべての利用者が個人として尊重され、地域社会の中でその人らしい生活を送ることができる「共に生きる」社会の実現を目指し、利用者の立場に立った多様な福祉サービスを提供します。

運営方針

  • 日立市が設置した社会福祉施設の指定管理者として、公設民営の役割を自覚し、広く多様化する市民のニーズに沿った福祉サービスの提供に努め、日立市における社会福祉の増進に寄与します。
  • 利用者本位の満足度の高いサービスを提供し、生活の質の向上と自立に必要な援助を行います。
  • 研修体系の充実を図り、専門的な知識や技術に加えて、豊かな人間性と情熱を持った人材を育成します。
  • ボランティアや実習生の受け入れを積極的に行い、広く福祉に携わる人材の育成に貢献するとともに、開かれた施設運営を目指します。
  • 社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業を効果的・適正に行うため、自主的に経営基盤の強化を図るとともに、事業経営の透明性の確保を図ります。

法人概要

団体の名称 社会福祉法人 日立市社会福祉事業団
所在地 〒316-0036 茨城県日立市鮎川町3丁目2番10号
連絡先 TEL 0294-33-7271 FAX 0294-36-2065
理事長 小川 春樹
設立年月日 昭和50年1月17日
基本財産 300万円
施設数 7施設(令和5年9月1日現在)
事業数 17事業(令和5年9月1日現在)
役員等 理事9名 監事2名 評議員12名(令和5年9月1日現在)
職員数 182名(正規職員89名、嘱託員39名、再雇用職員等16名、パート職員38名 令和5年9月1日現在)

沿革

設立までの経過

昭和40年代、日立市は市制の重点施策に「市民福祉の充実」を掲げ、障害者福祉施設をはじめ、各種施設の整備と在宅福祉の両面から施策の推進を図り、いわば福祉の拡充期にありました。
しかしながら、一方で人口構造の高齢化、産業構造の変化、そして家族構成とその機能の変化等により、高齢者を取り巻く環境がますます厳しいものとなったことから、日立市は社会の要求と必要性に応じ、特別養護老人ホーム建設計画に着手することになりました。
このような社会情勢の中で、施設運営を考えるとき、従来から市民ボランティア活動の盛んな日立市においては、民間の妙味を活かし、英知を結集して公共性を維持できる公立民営の方法が検討され、社会福祉事業団の設立構想が打ち出されました。

設立の趣意

日立市は市民福祉の向上を図るため、福祉施設を設置することにしましたが、これらの施設の管理・運営を公営とした場合、多様化する行政需要により様々な制約を受けることがあり、また、社会情勢及び福祉制度の変革に対して柔軟に対応することが困難になる場合もあります。
そこで、施設の効果的運営を図るため、社会福祉法人組織による日立市社会福祉事業団を設立し、管理・運営を当事業団が受託し、日立市と一体となり、あくまで公共性を維持しながら、民間の卓越した識見を取り入れ、弾力的かつ適正な施設経営の効率化に資するものとします。

沿革
昭和50年1月17日 社会福祉法人 日立市社会福祉事業団設立
昭和50年4月 1日 特別養護老人ホーム日立市萬春園の管理運営を受託
昭和51年4月1日 養護老人ホーム日立市鶴ヶ塙老人ホームの管理運営を受託
昭和57年4月1日 精神薄弱者更生施設日立市大みかけやき荘の管理運営を受託
昭和63年5月2日 老人福祉センター日立市老人福祉センターはまぎく荘の管理運営を受託
昭和63年7月1日 老人デイサービスセンター日立市はまぎく荘デイサービスセンターの管理運営を受託
平成3年4月1日 老人福祉センター日立市金沢老人福祉センターの管理運営の受託
平成6年12月21日 老人デイサービスセンター日立市萬春園デイサービスセンターの管理運営を受託
介護支援センター日立市萬春園介護支援センターの管理運営を受託
平成11年4月1日 知的障害者福祉法に基づき、知的障害者更生施設日立市大みかけやき荘へ名称変更
平成12年2月1日 日立市鶴ヶ塙老人ホームが大沼町に移転、日立市かねはた老人ホームへ名称変更
平成12年3月1日 老人短期入所施設日立市かねはた短期入所施設の管理運営の受託
老人デイサービスセンター日立市かねはたデイサービスセンターの管理運営を受託
介護支援センター日立市かねはた介護支援センターの管理運営を受託
平成12年4月1日 介護保険指定事業所の認可(6事業所)
生活管理指導短期宿泊事業を受託(日立市かねはた老人ホーム)
平成13年4月1日 生きがいづくり支援事業を受託(日立市金沢老人福祉センター、日立市老人福祉センターはまぎく荘)
平成15年4月1日 支援費制度への移行に伴い、知的障害者更生施設日立市大みかけやき荘(短期入所事業を含む。)が指定を受ける。
平成15年7月23日 居宅介護支援日立市萬春園介護計画センターを自主事業として開所
平成18年3月31日 日立市金沢老人福祉センター、日立市萬春園介護支援センター及び日立市かねはた介護支援センターの管理運営受託の廃止
平成18年4月1日 指定管理者制度の開始。日立市から指定を受け、8施設の指定管理者となる。
平成18年10月1日 障害者等日中一時支援事業を受託(日立市大みかけやき荘)
平成19年1月1日 障害福祉サービス事業(短期入所)を受託(日立市かねはた短期入所施設)
平成19年7月9日 知的障害者自活訓練事業を受託(日立市大みかけやき荘)
平成21年6月15日 共同生活援助(グループホーム)事業を受託(知的障害者自活訓練事業から移行)
平成23年4月1日 指定管理者として日立市から2回目の指定を受ける(8施設)。
平成24年4月1日 障害者自立支援法に基づき、障害者支援施設日立市大みかけやき荘へ名称変更
平成27年4月1日 ミニデイサービス事業を受託(日立市萬春園デイサービスセンター、日立市はまぎく荘デイサービスセンター)
平成28年4月1日 指定管理者として日立市から3回目の指定を受ける(8施設)。
令和3年4月1日 指定管理者として日立市から4回目の指定を受ける(8施設)。
令和5年3月31日 日立市市萬春園デイサービスセンターの管理運営受託の廃止
令和5年6月4日 日立市萬春園が新施設へ移転

組織図



組織図